そろそろ親の介護を考えないと・・・
でもたくさん用語が出てきて
何が違うのかよくわからないよ~!
どうも~
アラフォー世代の 管理人でございます~。^^
最近、親戚のおばさんが
「デイケアに通っているんだって」という話や、
いとこのお父さんが
「デイサービスに行くことになったみたいよ」など、
聞きなれない言葉を耳にするようになりました。
でも、これってどこがどう違うのでしょうか?
もちろん高齢者の介護サービスの
用語だろうということはわかるのですが、
どんなことをするのかさっぱりイメージがわきません。
(意識低すぎ? ^^;)
まずは、その用語を調べるため
お昼休憩中に本屋さんの介護・福祉関係の
コーナーに寄ってみることにしました。
介護の基礎みたいな本のページを
パラパラめくってみると・・・。
う~ん・・・ ^^;
介護保険とか要介護度とか用語の
オンパレードで眠くなってしまいました。
まぁ、お腹いっぱいの
せいでもあったんですけどね。^^;
・・・といいながらも、
そろそろ自分の親の介護も
気にしておかないといけないなぁと
不安になってきたので
知り合いの医療・介護資格者から
情報収集して調べていくことにしました。\(^O^)/
そこで、今回は最初に出てきた用語
デイサービスとデイケアの違いに関して
見ていきたいと思います。
管理人と同じ世代で親の介護を
気にされはじめた方は、
ぜひ参考にしてみて下さいね。
デイケアとデイサービスの違いは?
まずは、その違いを簡単に説明すると
以下のイメージになります。
- デイサービス:通所介護
介護系の施設(特別養護老人ホームなど)に通い介護のお世話を受ける。 - デイケア :通所リハビリテーション(通所リハビリ)医療系の施設(病院併設の老人保健施設など)に通い リハビリを受ける。
ここに介護サービスがプラス。
それでは、デイサービスやデイケアを
利用する目的は何なのでしょう。
それは次の2点になります。
1、介護する人が、貴重な時間を確保するため
(少しでも介護から開放されて用事などを済ませる。)
2、介護される人が、外で人とのつながりを持つため
(ずっと家の中にいるので外に出て孤独やストレスの解消してもらう。)
ここで、介護される人にとって、
「大勢いる場所に行くのが嫌」
「外に出るのが面倒」
といったように逆にストレスを
与えてしまうケースもあるので、
介護する側にとっては悩みどころになりそうです。
それでは、ここから
デイサービスとデイケアに関して
深く掘り下げていきます。
デイサービスとは
自宅で介護を行う場合は、
ホームヘルパーさんに来てもらう訪問介護があります。
その反対にデイサービスは、
日中帯に施設に出向いて介護を受けるものです。
その施設は、特別養護老人ホームや
高齢者在宅サービスセンター、
老人デイサービスセンターなどが主で、
法人であれば運営できるので参入が多くなっています。
最近は、施設の名称が書いてある
送迎バスを多く見かけるようになりましたね。^^
サービス内容としては、
送迎・入浴・機能訓練・食事・レクリエーション などがあり、
介護士さんの対応がメインになります。
一日の流れはこんな感じで
通常6~8時間ぐらいが多いです。
(半日コースなどもあります。)
■デイサービス1日の流れ■
8:30 施設のスタッフが自宅までお迎え
9:00 健康チェック(体温・血圧・脈拍)
10:00 入浴(心も身体もリフレッシュ)
11:00 レクリエーション(歌や絵・折り紙)
12:00 昼食(栄養バランスよく食べられます。)
13:00 レクリエーション(散歩・将棋・集団ゲーム)
15:00 ティータイム(おやつ・おしゃべり)
16:30 施設のスタッフが自宅までお送り
デイケアとは
デイケアもデイサービスと同様に、
日中帯に施設に出向きます。
その施設は、医療法人が運営している 病院や
クリニック併設の老人保健施設(老健)などです。
なので、介護士さん以外にも医師や看護師さんがいて
医療面において健康管理などのサポートをしてくれます。
※参考までに、介護士さんと看護師さんが対等な立場で
お仕事している関係でないと、お互い協力的ではない
ケースがみられるようです。
その場合は、通所者にとってはサービス低下に
つながるので不安になるんですよね。
見極めが難しいですが・・・
また、デイサービスとの一番大きな違いは
リハビリ専門職から個別に
リハビリを受けられることです。
ここからは、リハビリテーションの
言葉をかみ砕いて見ていきますね。^^
リハビリテーションとは・・・
・積極的に体を使うこと
(身体の不自由さの軽減や減退した運動機能回復の為の訓練)
・基本的な日常生活ができること
(身体が不自由でも、安心して社会生活ができるようになること)
ちなみにリハビリは医師の指示のもとに行われるので
リハビリ意欲がないと方だと効果が出ない場合もあるんだとか。
リハビリ専門職とは・・・
- 理学療法士(りがくりょうほうし:PT )
一緒に体を使って運動面を向上させるリハビリ。
例)立てる・座れる・歩ける - 作業療法士(さぎょうりょうほうし:OT)
精神面を含めた日常生活に必要なリハビリ。
例)指を動かす・着替えができる・食事ができる - 言語聴覚士(げんごちょうかくし:ST)
言語、聴覚などの維持向上の為のリハビリ。
例)話す・聞く 言葉のコミュニケーション
このように専門によって職種が別れているんですね。
※ちなみに理学療法士をしている
友達から聞いた話なんですが、
老人保健施設などのデイケアの場合、
施設の入居者とデイケアの通所者 両方とも
対応しなくてはいけないので
それぞれリハビリの時間が少なく
十分な対応ができないと嘆いていました。^^;
話が少し脱線しましたが、
サービス内容や一日の流れは
上記のデイサービスに加えて
個別リハビリが入るイメージです。
時間でみると、リハビリがメインになりますので
デイサービスと比べると1時間ぐらい短縮されて
いるところが多いようです。
ただ、施設によっては、
入浴・食事・レクリエーションを省いて
90分コースや3時間コースなど
何個かプランが用意されているところもあります。
デイケアとデイサービスの料金はどのくらい?
デイケアとデイサービスの料金ですが、
デイケアの方が若干高めです。
(高めといっても1回100~200円程度)
というのも、リハビリ専門職の
個別リハビリや 医師や看護師による
医学的管理がある為です。
また、両方とも以下の4つの条件により
料金が変わってきます。 ^^
1、要介護度
介護保健制度を利用する上で介護レベルで
要介護度が高ければ高いほどその料金も高くなります。
なお、介護保険が利用できるので1割負担で済みます。
介護度 | 概要 |
要支援1 | 日常生活は自分で行うことが可能で、少し支援が必要 |
要支援2 | 日常生活を送る能力がわずかに低下、支援により改善 |
要介護1 | 日常生活を送る能力が一部低下したところの介護が必要 |
要介護2 | 日常生活の動作が部分的に低下し介護が必要 |
要介護3 | 日常生活と動作の両方が低下し、全面的な介護が必要 |
要介護4 | 介護なしには日常生活を送ることが困難な状態 |
要介護5 | 介護なしには日常生活を送ることが不可能な状態 |
※要支援は1ヶ月単位、要介護は1日単位計算での料金になります。
2、施設の規模
小規模(10名/日)~ 大規模(30名/日)で
大規模に行くにつれて料金は安くなります。
だいたい100円未満の差です。
3、サービス時間
3~5時間の半日、6~8時間の1日コースなどの違いです。
4、サービス内容
オプションとして入浴介助や機能訓練は
介護保険により1割負担の加算で済みますが、
食事代・送迎代・おかし代・おむつ代・
レクリエーション代など全額自己負担分が
加算されます。
ここまで見てきたように、
料金は全員一律というわけではないので
各自治体や施設への確認が必要です。
例えば参考例ですが平均的に見てみると
以下のようになります。
中規模施設で8時間利用の負担額 | |
要支援1 | 2,200円/月 |
要支援2 | 4,400円/月 |
要介護1 | 700円/日 |
要介護2 | 800円/日 |
要介護3 | 950円/日 |
要介護4 | 1,050円/日 |
要介護5 | 1,200円/日 |
別途加算 | |
入浴介助:50円(介護保険対象1割負担) | |
食事代:500円 | |
おかし代:100円 | |
おむつ代:200円 | |
デイケアの場合、 リハビリテーション加算として 100~200円/日程度追加されます。 |
医療と介護の違い(最後に)
いかがでしたでしょう。
デイケアとデイサービスの違い
そして、どのらいの料金か イメージできましたか?
今後、介護保険制度による変更もありますので、
皆さんも色々情報収集をしてみて下さい。
最後に、ふと疑問に思ったのですが、
医療と介護の違いって答えられますか?
医療はキュア(Cure):治療して命を救う。
意味を含めるとこんな感じですかね。
こやってみると デイサービスは介護ですが、
デイケアは介護+医療になりますね。
医療行為を行うことができる
医師や看護師が在籍するのはデイケアですから。
もし、介護に関してわかりやすい情報が
ありましたらコメントくださいね。^^
お互い勉強してまいりましょう♪ \(^O^)/