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認印と実印の違いとは?シャチハタがダメな理由は?

 

ここに認印を押してください。

ただしシャチハタ以外でお願いしますね

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契約時に、こんな説明をされたことがありませんか?

印鑑持ってきて下さいと言われたので、
シャチハタ持って行ったら使えないなんて・・・(悲)

事前に言っておいて欲しかったな~

しょうがない。俺も男だ!!

どうしてもすぐに押印して欲しいというので、
近くの文房具屋さんまで走りましたよ。

三文判300円という安い買い物だったけど、
考えてみらジュース3本買えるんですよね。
かわいい後輩達に、おごれたのに・・・。

優しい先輩でしょ♪

 

・・・すいません。前置きが長くなりましたね。

 

今までは、こんな感じで印鑑に関して無頓着だったけれど、
そろそろ理解しないといけないなぁと感じる年頃になりました。

そこで、私と同じような気持ちでいるあなたの為に、
印鑑の種類をわかりやすく解決したいと思います。

 

今後、結婚をしてマンションなど高額なものを購入する時は、
認印でなく実印を用意しなければいけない場面も出てくると思います。

まずは、初歩の初歩から説明していきますので
ぜひ、知識として吸収していって下さいね。

 

ちなみに、シャチハタがダメな理由
最後に解説しますので、少しお時間をいただきます。

それでは、早速見ていきましょう!!

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印鑑の種類! 認印と実印の違いは?

 

印鑑の種類は大きく分けて認印と実印の2つですが、
使用用途から考えると認印・銀行印・実印の3つになります。

簡単に説明すると以下のイメージです。

 

  • 認印   使用頻度の多くサイン代わりになるハンコ
  • 銀行印  銀行口座を持つ時に使用する重要なハンコ
  • 実印   役所に印鑑登録する超重要なハンコ

 

ここからは、細かく見ていきましょう。

 

認印

認印は、こんな感じでよく使いますよね。

宅配便や郵便物が届いた時に、「受け取りました。」
回覧板が回ってきて内容を見たら、「確認しました。」

サイン代わりに気軽に使っていると思います。

そこで用いられるハンコは三文判と呼び、
100~300円程度で安価に大量生産されています。

三文は江戸時代の前にあった安い通貨ということから、
価値が低く粗末なハンコという意味なんだとか。

ちなみに、これから出てくる銀行印も認印の仲間です。
そして、実印も認印として使用することができます。
しかし、それなりのデメリットがあるので、
その点は後ほど見ていきます。

 

銀行印

銀行口座を開く際に必要となる重要なハンコです。

お金に関わるものなので、そのハンコを無くすと
別のハンコに代える手続きが必要になります。

もし、1つのハンコで複数口座持っていて
万が一そのハンコを無くした時は手続きが大変です。

なので、ハンコを口座ごとに用意する方法がありますが、
それはそれで、どの口座にどのハンコを使ったのか
管理しておかなくてはいけません。

 

実印

1人1つしか持てない超重要なハンコです。

なので役所に行って印鑑登録し、証明書を発行してもらう必要があります。
その証明書をもって、本人が登録したハンコだと認められるんですね。

ただ、気を付けなくてはいけないのは、
認印や銀行印としても使用できるけれど、

その印を誰かが勝手に持ち出してしまう
リスクがあるんです。

もし漏れてしまった場合は、
不動産や借金の保証人として
利用されてしまう可能性があります。

また、銀行印という認印を別に作るのがベスト!
銀行印は役所に届けなくていいですからね。

 

いかがでしたか?

ちなみに各ハンコの大きさにも違いがあり
一般的には認印<銀行員<実印になっています。

 

なお、ここに挙げた印鑑以外にも

文字や数字を間違えてしまい
二重線を引いて押印する訂正印

絵や習字・魚拓などに押印する
落款印(らっかんいん)などがありますが、
利用頻度も低いと思いますので
詳細は割愛させていただきます。

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認印でシャチハタはダメという理由

それでは、ここから認印でシャチハタが
ダメな理由を探っていきましょう。

まず、シャチハタという名前ですが、
印鑑の種類の事ではなく、
それを製造販売している会社名なんです。

そして、通常ハンコは朱肉につけて押しますが、
シャチハタはインクを利用していて、
ほぼスタンプのイメージになります。

 

なので、ポンポン押せるので便利!

 

しかし欠点は、インクは時間がたつと
目立たなくなってしまうんです。

さらに、ハンコは石や象牙など固い素材を
使っているので変形しませんが、シャチハタは
ゴムなので時に太く細くなど安定しないんです。

だから、認印としては認めないという
ケースが多いんですね。

 

まとめ

最後に、まとめです。

 

認印は、役所に印鑑登録なしで、サインの代用となる汎用的な承認印。 
実印は、役所に印鑑登録をし、1人1つしか存在しない超重要なハンコ。
シャチハタも認印だが、ゴムによる変形とインクによる色あせで認められないことがある。

 

ちなみに豆知識を一つ。

ここまでハンコや印鑑という言葉が出てきましたが
この二つって違うのでしょうか?

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そう、このイラストのように
はんこは印を押すもの、
印鑑は紙に押されたものです。

なので、ここに印鑑を押して下さいと言うよりも、
ここにハンコを押して下さいという方が正しい表現なのかな?

もし、知っていたら教えて下さいね♪