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マイナンバー制度とは?住基ネットとは違うの?簡単にわかりやすく解説!

世間に浸透してきた?マイナンバー制度

これって何? 住基ネットとは違うの?

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ネットで調べても細かい説明ばかりで眠くなってしまうマイナンバー制度。
果たしてどんなものなのか簡単にわかりやすく知りたい!^^

今回はそんなあたなの為に、シンプルに解説してみました。
住基ネットをよく理解していなくても大丈夫。

要点をおさえながら確認していきましょうね!

※2015年7月現在の内容になります。
今後方針が変わり内容変更の可能性もありますのでご了承ください。

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マイナンバー制度とは?

マイナンバー制度とは、簡単にいうと

国内で住民票を持つ国民一人一人に与えられた
12桁のマイナンバー(個人番号)で、
幅広い情報国で一括管理する制度です。

なので、赤ちゃんが生まれて出生届を出し、
住民票が作成された時点でマイナンバーが通知されるんです。
外国籍の方でも住民票があれば対象になるんですよ。

ちなみに、自分で好きな番号を指定することもできないし
変更することもできません。

このマイナンバー制度は、

 

  • 平成27年(2015年)10月に市町村から国民に簡易書留でマイナンバーが通知。
  • 平成28年(2016年)1月から利用開始。
  • 平成28年(2016年)7月から地方公共団体で情報連携開始。
  • 平成29年(2017年)1月からマイポータルで個人情報の記録確認。

 

の予定になっています。

平成27年10月からの利用かと思っていたら違うんですね。
12桁の番号通知が自宅に届くだけのようです。

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ちなみに、番号が届くだけで、
身分証明書として使用できる個人番号カードは、
市町村に申請しないといけないんです。
(これは住基カードも同じですね。)

この個人番号カードは、顔写真付きのICカードで
有効期限があるそうです。

20歳以上の方は、10回目の誕生日まで。
20歳以下の方は、5回目の誕生日までとなっています。

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住基ネットとマイナンバー制度は何が違うの?

住基ネット(住民基本台帳ネットワークシステム)は、
平成14年(2002年)8月に開始された住民票をネット化したものです。

住民票を持つ国民に11桁の住民コードが割り当てられ、
住所・氏名・生年月日・性別といった限られた情報を、
役所内で限定的に使用されています。

なお、希望者に交付される住基カードの交付率は5%程度と悲しいものになっています。
それだけ、中途半端なものになってしまった結果でしょうか。

それに対し、マイナンバー制度は、
上記以外の基本的なもの以外の幅広い情報を一元管理し、
ネット上で確認ができるというものです。

総務省・法務省・警察庁・外務省などの縦割り行政の無駄をなくし
以下のような生活に必要な様々な番号を共有管理し、行政手続きの
簡略化により国民の負担をなくすこと
を目指しています。

 

  • 年金(日本年金機構):基礎年金番号
  • 所得税(財務省):納税者番号
  • 住民票(総務省):住民票コード
  • 戸籍謄本(法務省)
  • 健康保険(厚生労働省):健康保険被保険者番号
  • 雇用保険(厚生労働省):雇用保険被保険者番号
  • 運転免許証(警察庁):運転免許証番号
  • パスポート(外務省):パスポート番号

 

ちなみに、セキュリティの観点から
共通のデータベースがあっての集約管理というわけではなく
各行政機関で分散した管理をすることになっているそうです。

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マイナンバーは何に使うの?

では、このマイナンバーってどんな時に使うのでしょうか。

平成28年1月からの利用開始時には、
主に税金・社会保障・災害対策
3つの行政手続きで
必要になるとされています。

まず、税金に関しては、

サラリーマン以外の自営業者や年間収入2,000万円超える方、
副収入で20万円を超える方などは税務署に確定申告を行い
税金を支払う義務があります。

その時の手続きにマイナンバーが必要になります。

これは、申告漏れを防ぐといった点が大きいのかもしれません。

次に社会保障は、年金資格・医療保険・雇用保険・生活保護など
確認や給付時に必要になりますが、事務手続きが簡略化されます。

例えば、年金給付には、
年金手帳・住民票・戸籍謄本・雇用保険被保険者証と
各書類を集めて提示しなくてはいけませんでしたが
マイナンバーのみで済むようになる予定です。

最後に、災害対策ですが、
被災者生活再建支援金の支給など災害時や災害防止などの
事務手続きに使用されます。

災害で手元に何も残っていない場合、
将来的には、覚えておいたマイナンバーを伝えるだけで
銀行預金や年金は安全に管理されているので安心と期待されています。

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ただ、12桁の番号を覚えておけるかと
なりすましにあったらわかりませんよね・・・^^;

・・・ということでマイナンバーのデメリットは、
個人情報が漏れる可能性がある懸念があることです。

なりすましで、マイナンバーを伝え個々に情報だって
集められそうな気もしますから・・・。

「あなたは過去にこういった病気をかかったことありますね。」
など、あまり知られたくない病歴とかも流出してしまうとなると
ちょっと怖い気もします。

ただ、その対策として、
平成29年1月から開始予定のマイポータル
自分の個人情報をいつ・誰が・何の手続きで利用されたか
確認ができるようになる予定です。

漏洩してからでは遅いですが、
このマイナンバー制度が、複雑な事務手続きをシンプルにし、
公平・公正・安全に利用できることができるよう願うばかりです。